アルツハイマー病などの認知症の人は、記憶障害などにより薬の飲み忘れが増えてくることがあります。
曜日や時間ごとに薬を分けておいた薬ケースやお薬カレンダーで管理したり、「薬をのみましたか」と紙を置いたり家族の人が声をかけたりして工夫しています。
しかし認知症の進行度合いによっては日付や曜日がわからなくなってくることがあります。
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「Alzheimer’s Pill Box」
「Alzheimer’s Pill Box」は認知症の人の服薬管理を手助けするために考えだされたコンセプトデザインです。
腕時計のようなデザインで、ベルト部分には薬を入れておく小さなスペースもあります。薬の時間になるとアラームが鳴り、ボタンを押すと薬が出てくるというものです。
緑色は人を落ち着かせる色だそうです。ディスプレイ部には心拍数や血圧も表示され、汗防止のための穴もあります。
お薬カレンダーなどで工夫をしていても一人では難しくなるときがありますが、認知症の人の自尊心を大切にするためにもこのようなアイデアを考え続けていきたいですね。
※(2015/12/14追記)著作権上、デザイン画像はsource記事よりご覧ください。
(Top photo courtesy of Pixabay)