全盲の知人にこう口にしたことがあります。
「信号は赤だよ」と。
彼は色彩がわからなくても、色の持つ意味やイメージは知っています。
目が不自由でも服のコーディネートを楽しむ人はいるし、おしゃれに無頓着な人でも靴下の左右の色ぐらいは揃えるでしょう。
「これは何色?」と誰かに尋ねる視覚障がい者が多いが、色彩を音で教えてくれる「カラートークプラス」という携帯型デバイスを使う人もいます。カメラで撮った色を読み上げるスマホアプリもいくつかあります。
また一部のアパレルメーカーでは、色相環を元にした さわって色がわかるタグ「いろポチ」を採用しているそうです。
今日ご紹介する話、「いろポチ」と同じように、さわると色がわかるというものです。
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視覚障がい者のためのカラーコード「Feelipa Color Code」
ポルトガルの Feelipaが提唱している触読式カラーコード。視覚障がい者も触ってわかるように、色を幾何学的図形で表現しています。
まず基本的な色とそれに対応する図形は、赤:正方形、黄:直角二等辺三角形、青:円形。他の色はこの3つの図形を組み合わせて表しています。
例えばオレンジは赤と黄色を混ぜた色なので、図形も正方形と直角二等辺三角形を足した台形といった具合です。
黒は3本の横棒、白は1本の横棒で表します。
純色に黒を加えた暗清色(シェードカラー)は、図形の中に3本線を追加。純色に白を混ぜた明清色(ティントカラー)は、図形の外側に1本線を追加です。
詳しくはこちらの動画をどうぞ。
現在 Feelipaのネットショップでは、Feelipa Color Codeを採用した「エンボス加工の接着ラベル」を取り扱っているそうです。
ショップにはないが、Indiegogoサイトに掲載されているペンキャップが良さげ。シャンプーボトルのギザギザみたいに違和感がありません。
Feelipa Color Codeは今のところ全部で24色。覚えれば簡単に色がわかるでしょう。個人的には、衣服に取り付けるカラータグは「いろポチ」、文房具や接着シールにFeelipaが良いんじゃないかなと思います。
- Source:
‘Shape-Shifting’ Systems Help Visually Impaired See Colors | PSFK(※リンク切れ)- Feelipa Color Code – Color is for Everyone | Indiegogo
(Top photo courtesy of Pixabay)