LeapMotionとは近赤外線カメラを使ったモーションセンサーデバイスで、マウスを使用せずに手や指の動きで入力することができる製品です。
このLeapMotionの3Dコンテンツを競うコンテスト「Leap Motion 3D Jam 2015」が現在開かれていて、その中に「Tennis for the blind」というタイトルの視覚障がい児向けPCゲームがエントリーされていました。
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音と手の動きで「Tennis for the blind」
ステレオサウンドによる音の動きからボールの位置を察してラケットで打ち返す、Windows用の3Dゲームです。
デモ動画を見る限り、遊び方は非常にシンプルなようで、手を下ろしているときはラケット(バー)は中央位置にあり、右側へ動かすときは右手を、左側へは左手を上げて飛んで来るボールを打ち返すようにします。
動画では後半にアイマスクを付けて実演していますが、ラケットを出すタイミングが難しそうですね。ちなみに黒いキーボードの手前に写っているのが LeapMotionセンサーデバイスです。
キーボードの矢印キーなどを使ってPCゲームを操作することもできますが、指先だけでなく手や腕を動かすという、より大きな体の動きをとることも障がい児の発育には必要なことかもしれません。
リアルスポーツの「サウンドテーブルテニス」
余談ですが、いろいろ調べていたら「サウンドテーブルテニス」という障がい者スポーツがあるのを知りました。
卓球に似た球技で、音の出るボールとラバーが貼られていないラケットを使って、卓球台の上をボールを転がしながら打ち合うスポーツです。なぜラバーが貼られてないかというと、ラケットで打つ時に音がしないとホールディングを取られて失点になるそうです。
YouTubeにも説明動画がありました。ネットの下をくぐらせながら相手コートへボールを送らないといけないので、スマッシュのつもりで強く打ち返すとミスしやすく意外と難しそうです。
- Source:
- Tennis for the blind by nzorb
(Top photo courtesy of Pixabay)