グーグルグラスでパーキンソン病患者の歩行がスムーズに『Moving Through Glass』

パーキンソン病になるとスムーズに歩けなくなるのは、脳からの運動指令のリズムが乱れるからだと言われています。

そこで、音楽のリズムにあわせて運動リハビリを行うと、体が動きやすくなり、歩くスピードが上がったり歩幅が大きくなったりと歩行障害の改善傾向もみられるそうです。

また、音楽療法は精神的にもリフレッシュすることができます。

(参考)音楽療法 | パーキンソン.jp(※リンク切れ)

今日ご紹介するツールは、音楽療法の一つ、「Dance for PD®(パーキンソン病患者のためのダンスレッスン)」のノウハウを取り入れています。

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パーキンソン病患者のためのリハビリ支援アプリ「Moving Through Glass」

眼鏡型ウェアラブルデバイス「グーグルグラス」を活用した、パーキンソン病患者のための運動リハビリ支援アプリ。製作にマーク・モリス・ダンスグループ(Mark Morris Dance Group)とブルックリン・パーキンソン・グループ(Brooklyn Parkinson Group)がかかわっています。

マーク・モリス・ダンスグループは、モダンダンスを主体とする世界的に有名なダンスカンパニーです。2001年にNPO団体ブルックリン・パーキンソン・グループから頼まれて少人数のダンス教室を始め、そこから発展して「Dance for PD®」ができました。現在は14ヶ国にダンス教室があります。

4つのメニュープログラム

「Moving Through Glass」を着用すると、超小型プロジェクターにインストラクターが現れ、骨伝導スピーカーまたはイヤホンから流れる音楽に合わせて身体を動かしてみることができます。

例えば、"Balance Me"メニュー。
“Ok Glass, Balance Me”と音声で命令を出すと、ダンス教室にいる時と同じように、筋肉や関節を柔らかくし動作を滑らかにするためのエクササイズを行えます。

動画に出てくるEsterburgさんのように、他の人の歩行ペースを目印にすれば歩ける人は、"Walk With Me"を呼び出せば歩行を再開できます。歩行スピードも調整できるそうです。

また、起き上がりが難しかったり、すくみ足が起きた時には、"Warm me up""Unfreeze me"メニューがあります。

現時点、Moving Through Glassはパイロット段階ですが、自宅でのリハビリツールとして良さげだと思います。

ただ、グーグルグラスが個人向け販売中止になるなど状況が不透明なため、Moving Through Glassはどう続けていくのか心配なところがあります。今後の動向に注目です。

LICOPALではこんな記事も書いています。
Kinectとレーザーポインターでパーキンソン病のすくみ足を軽減!
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Source:
There’s finally something awesome to do with Google Glass | CNN Money
Moving Through Glass

(Top photo courtesy of Pixabay)

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