言語障がいにもいろいろあります。
聴覚障がいは音声の聞き取りが不自由なため、発音も不明瞭だったりします。
パーキンソン病やALSなどの神経難病、脳性麻痺、がんで喉頭を摘出した人は、発語に不自由があります。
高次脳機能障がいや自閉症スペクトラムは言葉の理解や表現に障害があります。
いずれも、大なり小なりの不自由に直面しています。
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「Smartstones Touch」
「Smartstones Touch」は見た目は石のペンダントですが、離れたところにいる人にも簡単に思いを伝えることができます。
タッチの仕方によって、相手のペンダントがバイブしたり音が鳴ったりLEDライトが光ったりします。例えば、
- 「今あなたのことを思っている」とペンダントを2回タップすると、相手のには短くバイブして緑のライトが光ります。指をこすることで「OK」と合図できます。
- 「体の具合が悪い。助けて!」と激しくタップすると、同じように激しくバイブと音が鳴り赤のライトが点滅します。また、GPSによりスマホで居所を確認できます。
もちろん、メッセージとジェスチャーはプログラムで自由に変えることができます。
障がいは関係なしに、家族同士で「ご飯よ、早く帰ってらっしゃい」などといった使い方もできます。
開発のきっかけは、母親が病院のICUに入ったとき。話すこともできずにいるのを見て、どうすればコミュニケーションがとれるかいろいろ考えたそうです。
Smartstones Touchは多くの言葉は伝えられませんが、逆に考えると、シンプルなメッセージだからこそ人と触れ合うことができる、そこが大きな魅力なのかもしれません。
何だか昔流行ったポケベルを思い出しますね。(今の若い人は知らないか・・・。)
Smartstones Touchは現在、クラウドファンディングの Indiegogo で資金調達中です。
- Source:
- Smartstones Touch
Stone Lets the Physically Impaired Communicate with Touch | psfk
(Top photo courtesy of Pixabay)