シニアや体の不自由な人にとって浴室は、転倒しそうで怖い、立ち座りがつらい、浴槽をまたぐのが大変といった困りごとが多く、また家庭内事故も多い場所です。
アメリカでも、風呂に入りたいと言うシニアは多いです。けれども入浴が困難なためにシャワーだけという一人暮らしの人が多いようです。シャワールームに手すりとシャワーチェアだけバリアフリー化し、浴槽はないというケースもあります。
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「TIDE Bathtub」
「TIDE Bathtub」は、シニアや体の不自由な人も安全かつ楽しい入浴ができるよう考えられた浴槽のコンセプトデザインです。簡単に設置でき、しかもスッキリとしたデザインです。
TIDEは、浴槽の中に昇降式の椅子があります。浴槽のなかで立ち座りが難しい人も簡単にお湯に浸かることができます。
もう一つの大きな特徴は、浴槽に小さな扉があり、中にも仕切り板みたいな扉があります。
お風呂の準備は、中扉を閉めておいて椅子のあるほうのスペースにお湯を入れます。そして風呂にはいるときは、外扉を開けて入り、中扉を開けるとお湯が浴槽全体に張るという仕組みです。これで浴槽をまたがずに風呂にはいることができます。
中扉を開けるとお湯は半分ぐらいにしかならないのでは?と思ったが、アメリカではどうもお湯をいっぱい入れることはないみたいですね。また洗い場が元々ないから、お湯を抜きながら浴槽の中で体や頭を洗うそうです。
※(2015/12/14追記)著作権上、デザイン画像はsource記事よりご覧ください。
※(2016/11/14追記)こちらのページでプロトデザインのアニメーション動画(限定公開)が見れます。
TIDE | Disabled Bathing — MONICA WELCKER
- Source:
Tide over your bathroom hassles with Tide Bathtub | Home Harmonizing(リンク切れ)Tide | Monica(リンク切れ)
(Top photo courtesy of Pixabay)