スマートフォンは片手で操作できるが、スマートウォッチの場合、左手にはめているのであれば右手で画面をタップしたりするのが普通です。
右手にかばんやドリンクを持っていたりすると、画面タップができなくなります。
今回ご紹介するのは、片方の手がふさがっていてもスマートウォッチを操作できるというデバイスです。
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指ジェスチャー・デバイス「Aria」
スマートウォッチのリストバンドの内側に装着することで、指によるジェスシャー操作が可能になるデバイスです。動画はこちら。
手首に装着するモジュールは筋電センサーなのか感圧センサーなのかは不明ですが、グーチョキパーや指パッチンなどの指の動きだけで、アプリやメニューを選択したりできます。
Ariaは、スマートウォッチに直接つなぐタイプと、Bluetoothでスマートフォンと接続するタイプの2種類あるそうです。
障がい者にはここが便利になるかも?
動画でも右手にドリンクを持ちながら左手のスマートウォッチを操作している様子がありますが、脳梗塞などで片麻痺になった人も使えるのではないでしょうか。
動く方の手に装着すれば、指の動きだけでスムーズに操作できます。ただし、最初にスマートウォッチを身につけるのに誰かの介助が必要になるかもしれませんが。
視覚障がい者は、VoiceOverのジェスチャーよりは Ariaのほうが素早く操作できるかもしれません。また Bluetoothで連携できるので、スマートフォンの操作に Ariaを使ってみるのもいいのではないでしょうか。
SDKも公開するらしく、思いもしなかった使い方が新たに生み出されるかもしれません。
(Top photo courtesy of Pixabay)