車いすマークが書かれた身障者用駐車場。駐車スペースの幅が広いのは、車いすユーザーが乗り降りする時にドアを全開にする必要があるからです。
また、車いすの人だけでなく、心臓病などで長く歩けない人のために施設の入口近くに駐車スペースが設けられています。
そのことを知ってか知らずか、健常者ドライバーが身障者用駐車場に車を止めるケースが後をたちません。
世界各国で身障者用駐車場マナー向上キャンペーンがいろいろと行われていますが、今回はインパクトがすごく、多くの人の注目を集めました。
スポンサーリンク
身障者用駐車場マナー向上キャンペーン「Parking Wheelchairs」
グルジアジョージアの首都トビリシで行われた駐車場マナー向上キャンペーン。
一般の駐車場をなんと70台の車いすが占拠。当然ながら、ドライバーはどこにも止められず困惑してしまいます。
この大胆なキャンペーンの様子に多くのメディアやSNSが取り上げ、人々の駐車場マナー意識も変化したようです。動画はこちら。
こんなマナー向上キャンペーンもありました
当ブログでも、ドライバーへのマナー向上キャンペーンを最近2本ご紹介しました。
カメラに撮る人も続出!? 身障者用駐車場のマナー向上キャンペーン『More than a sign』
ロシアの話。許可証のない車が身障者用駐車場に入ろうとすると、車いすユーザーが突然現れて「止めないで!」と声をかけます。この記事では、日本の「パーキングパーミット制度」についても触れました。
違法駐車で車いすが通れない時はこう教える!? 海外CM『The Ramp Lesson』
こちらは身障者用駐車場ではないですが、スロープ前の違法駐車で車いすの人が通れず困っているという話です。
駐車場のインフラの問題もありますが、いろいろなマナー向上キャンペーンが次々出てくるということは、ドライバーに「車いすの人に配慮してね」と言ってもなかなか改善されてないということになります。
グルジアジョージアのように「もしも車いすがマジョリティだったら」という視点で、ドライバーを困らせてみるのも1つのキャンペーン方法かもしれませんね。
(Top photo courtesy of Pixabay)