体の不自由な人は浴槽をまたぐのが不安なためにシャワーで済ませる人が少なくありません。
そんな人のために、浴槽用手すりやバスボード、浴室内いすなど多種多様な福祉用具があります。また、浴槽に扉があって車いすのまま入浴できるものもすでに販売されています。
お湯を張ったまま扉をあけて入浴できる浴槽は先日ご紹介しました。
シニアも安心、浴槽をまたがずに入浴できる「TIDE Bathtub」
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「TIPTUB Bath」
「TIPTUB Bath」も浴槽をまたがずに入浴できるというコンセプトデザインですが、なんと扉が付いていません。どうやって足を上げずに浴槽に入るのでしょうか。
※(2015/12/14追記)著作権上、デザイン画像はBehanceの記事よりご覧ください。
TIPTUB Bath | Behance
TIPTUB Bathは揺りかごのようなデザインになっていて、お湯の入っていない空の浴槽は傾いています。
風呂に入るときは、両サイドの手すりを持ち椅子に座るようにして窪地に腰掛けます。
そして手すり付近のコントロールパネルを使って、浴槽を水平にし、お湯を張ることで入浴を楽しむことができます。
足元の部分は滑り止めになっているので、風呂から出る時に水濡れによる転倒の心配もありません。
お風呂のバリアフリー化を考える時、いかに安全に浴槽をまたげるようにするかばかり目を向けがちですが、このように根本的な発想の転換で解決できることもあるんですね。バリアフリーなデザインを探してみるのは本当におもしろいです。
- Source:
TIPTUB Bath tub for disabled to enter and exit bath with ease and safety | Home Harmonizing(リンク切れ)
(Top photo courtesy of Pixabay)