集中豪雨で冠水した道路に進入して車が水没してしまったというニュースを見ることがあります。水没している車は水圧の関係でドアが開かず、パワーウィンドウも電気系統の故障で作動しなくなります。
もし遭遇してしまった場合どうやって脱出すればいいのでしょうか?
JAMA(日本自動車工業会)や JAF によれば、
- まずシートベルトを外す。体が前傾していて外しにくいこともあるので、落ち着いて行動する。
- 車が前のめりで水没している場合は、後部座席の窓やドアからの脱出を試みる。
- 窓ガラスを叩き割る場合は脱出用ハンマーを使う。水中でも割れます。ただしフロントガラスは脱出用ハンマーでも難しい。
- 最後の手段として、完全に水没するまで待つ。
水圧の影響が少なくなり、かえってドアが開きやすくなるそうです。
(参考)
特集 クルマにおける危機管理・対処法 | JAMA(リンク切れ)
JAF|水没車両のドアは開くのか?何を使えば窓が割れるのか?水没車両の危険性と脱出方法を検証した動画を公開
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レスキューツール「Self Rescuer」
車の緊急事態に脱出したりするためのレスキューツール。中国の工業デザイナーによるコンセプトデザインです。
※(2015/12/14追記)著作権上、デザイン画像はsource記事よりご覧ください。
シートベルトを切るためのカッター、窓ガラスを叩き割るエアーハンマー、そして消火器と 3つの機能を持っています。CO2ボンベが内蔵されています。
水中でもCO2ボンベでエアーハンマーが使えるのか? 水没でパニックになっている時に誤って消火器を噴霧してしまわないか?などと思わないでもないが、「エアーハンマー+消火器」という組み合わせは面白い発想ですね。デザインもゴチャゴチャしていなくてすっきりしていると思います。
- Source:
- Self Rescuer | Yanko Design
Self Rescuer | Red Dot Design Award for Design Concepts(リンク切れ)
(Top photo courtesy of Pixabay)