スプリンクラーがない建物で火事が起きたとき、消火器をすぐに見つけられますか?
避難口であれば誘導灯や蓄光テープによって場所がわかるので、建物からすぐに逃げだすことができます。
しかし消火器が置かれている場所は、初めて入った建物だったりするとすぐに見つけられず、初期消火に遅れてしまうことがあります。火事の時は冷静な行動が難しくなるので、なおさら消火器を探すのに手間取ります。
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「I’m Here」
「I’m Here」は、消火器のコンセプトデザインです。
「僕はここにいる」というネーミング通り、いざという時に消火器が自分自身の存在をアピールします。
この消火器には、温度センサー、スピーカーおよびLEDライトが付いているのが特徴です。温度センサーで火事を検知すると、アラームを鳴らすと同時にライトで床を照らすので、すぐに消火器を見つけられます。
また、建物の中のすべての消火器は連携しているので、ある消火器が火事を検知すると他の消火器も音と光を発します。火元から遠い場所にいる人もすぐに火災に気付き、消火器を手に取ることができるようです。
消火に間に合わなくても、ランタンとして使えるかもしれません。
消火器一つとっても、まだまだ新しいアイデアがあるんだなと改めて考えさせられました。
※(2015/12/14追記)著作権上、デザイン画像はsource記事よりご覧ください。
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Galleries | Spark Awards(※リンク切れ)- I’m Here – Fire Extinguisher by Hyejeong Kong ≫ Yanko Design
(Top photo courtesy of Pixabay)