盲導犬ロボットというと、TBSテレビの『夢の扉+』でも放送されましたが、ベアリング会社の日本精工が開発しているものが結構有名です。障害物を回避するだけでなく、4足歩行で階段昇降するロボットもあります。
今日ご紹介する盲導犬ロボット、はっきり言って階段は登れません。けれど意外と使えそうです。
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盲導犬ロボット「NARVI」
アメリカの学生が開発した盲導犬ロボット。"Navigational Assistance Robot for the Visually Impaired" の略だそうです。
ArduinoボードやIRセンサーなどが内蔵されていて、走行中に障害物や階段を検知すると音声でしゃべります。その音声を頼りにして、ラジコンのように手元のリモコンで方向転換しながら進めていくというものです。
リーシュはあるけど、おそらくただの紐。でも、これがあることで視覚障がい者にはロボットがどのあたりにいるのかすぐに分かるのだと思います。
アイマスクをしながら盲導犬ロボットにナビゲートさせた様子が、こちらの動画。
大学の構内のような勝手知ったる場所じゃないと使えなさそうですが、なかなかおもしろいですね。盲導犬というよりお掃除ロボット「ルンバ」を連想してしまいましたが。
屋外は無理ですが、福祉センターなど安全な建物のなかで使ってみるのはいいかも。
階段やちょっとした段差があると登れないけれど、軽量なので抱きかかえれば進めます。NARVIみたいな完璧じゃないロボットがあってもいいのではないでしょうか。
(Top photo courtesy of Pixabay)