指文字ロボットハンドで盲ろう者の遠隔コミュニケーション支援『Parloma』

先日ご紹介した、目も耳も不自由な盲ろう者の電話リレーサービス『CAAG VRS for the Deaf-Blind』。モニター画面の手話やテキストが見えない人のために、点字ディスプレイによる通訳サービスも追加されたという話でした。

誤解しないでほしいのが、盲ろう者は皆、点字が読めるというわけではありません。点字がわかる視覚障がい者、手話がわかる聴覚障がい者が多くないように、盲ろう者のコミュニケーション方法も一様ではありません。病気により指先の感覚がなくなると点字も指で読めなくなります。

(参考)コミュニケーション方法の詳細 | 東京盲ろう者友の会

今日ご紹介するのは、盲ろう者のコミュニケーション方法の一つ、指文字を使った遠隔コミュニケーションシステムです。

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盲ろう者のコミュニケーション支援システム「Parloma」

イタリアの Parlomaプロジェクトが開発中の、盲ろう者のための遠隔コミュニケーションシステム。

Kinectセンサーのようなデプスカメラで手指の動きを読み取り、遠隔にあるロボットハンドがその動きを真似るというものです。ロボットハンドを盲ろう者が触ることで、遠くにいる相手の指文字を理解することができます。

できるだけ安価に構築するため、デプスカメラは ASUS Xtion PRO LIVEを使用。ロボットハンドは3Dプリンターで製作し、超小型コンピューター Raspberry Piを内蔵しています。

最近のデモ動画はこちら。

左側の白いロボットハンド、背景の白い壁とかぶって見えにくいが、ほとんどタイムラグなしに指の動きを再現できていますね。

実際の指文字は指の曲げ伸ばしだけでなく、手首を横や下に向けたりすることもあるので、実用化はもう少し先でしょうか。筑波大学の指文字をまねるロボットハンドでは手首の動きもありました。

Source記事では触手話による遠隔コミュニケーションを目指しているようにも読み取れますが、今後の研究開発に注目したいと思います。

Source:
About parloma – Thingiverse

(Top photo courtesy of Pixabay)

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