子どもの楽しみのひとつである、ぬり絵。早くから取り組むことで色彩感覚が養われ、集中力や創造力がつき、直線や曲線を描くときのペンの使い方も上手になるそうです。
また大人もぬり絵を楽しむことで、脳の活性化やストレス発散につながり、認知症の進行を遅らせる効果もあると言われています。
今日ご紹介するのは、エストニアで視覚障がい児向けのぬり絵が販売されているという話です。
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視覚障がい児のためのぬり絵「3D colouring pages」
下絵の枠線を色付きで少し盛り上げることによって、視覚障がい児も構図を認識でき、色を描きやすいようにしたぬり絵です。果物やペットなど20以上の日常的な図柄が用意されています。
A4サイズの丈夫な紙を使っていて、色鉛筆、アクリル絵具、カラー粘土と3度ぬり絵を楽しめるようになっています。
特別支援教育の教師からも、3Dぬり絵は視覚障がい児の運動能力や知覚、注意力、語彙やお話をする力の発達にも役立つと証言されているようです。
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非常にシンプルな商品ですが、全盲の娘さんを持つ母親が起業して始めたそうです。また、他の障がい者によるハンドメイド製品なので、就労支援にも一役買っています。
- Source:
- Mariel D | 3D colouring pages
(Top photo courtesy of Pixabay)