対麻痺の車いすユーザーもズボンの着替えが楽に『Pants Up Easy』

ズボン

重度の脳性まひの人をトイレ介助するときは、電動車いすに座らせたまま、パンツを少し下げて尿瓶にとっています。脊損で車いすの知人もいるのですが、そう言えば、ズボンはどうやって脱ぐのか聞いたことがありませんでした。

ネットで見てみると、お尻を左右に浮かしながら少しずつズボンを下ろしている方が多いようです。車いすのアームレストを両手で支えて体を浮かし、ズボンを上げ下げしている方もいらっしゃいました。

今日ご紹介するのは、ズボンの着替えが楽になるという、両下肢に麻痺のある人のための製品です。

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脊髄損傷者もズボンの上げ下げが楽に「Pants Up Easy」

アメリカ・カリフォルニアの New Edge Products が開発した福祉用具。脊髄損傷などにより対麻痺となった方のズボンの着脱を手助けします。

形状は、ジムのチェストフライを横手すりにしたような感じ。使用するときは、アームに両腕をかけ、脇を締めると少し上半身が浮くので、その間にズボンの上げ下げを行います。

製品は壁埋め込みタイプ、据え置き固定タイプ、フリースタンディングタイプとバリエーションがあり、トイレでの使用はもちろん、車いすに乗ったままでの着脱にも使えます。

プロモーション動画はこちら。

今まではズボンを少しずつずらしながら時間をかけていたのが、スッとはけるようになるというのは懐かしいような不思議な気分でしょうか。展示会で試してみた人も"It’s so easy!"と言っているようですね。

Source:
Pants Up Easy Product

(Top photo courtesy of Pixabay)

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