針なしで血糖値測定、糖尿病患者のスマートウォッチ『Glycount』

食事

生活習慣病の一つである糖尿病。インスリンというホルモンの作用が低下したために血液中のグルコース(ブドウ糖)が細胞に取り込まれず、血糖値が異常になる病気です。

放っておくと、手足のしびれなどの神経障害、白内障などの網膜症、腎症といった合併症を起こします。糖尿病を悪化させないように、食事療法・運動療法・薬物療法で血糖値をコントロールする必要があります。

(参考)糖尿病ってどんな病気?|厚生労働省 [リンク切れ]

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糖尿病患者のスマートウォッチ『Glycount』

インドの工業デザイナーによるコンセプトデザイン。糖尿病患者の自己管理のために血糖値を常時モニタリングするスマートウォッチです。

※(2015/12/13追記)著作権上、デザイン画像はSource記事よりご覧ください。

ミニマルなデザインなので常時身につけていても気にならなさそうです。また、フォントにも気を配っているそうで見やすく使いやすいスマートウォッチといえます。

針なしで血糖値測定?

糖尿病患者が血糖値測定を行う時、指先にちょっと針を刺して採血するというイメージがありますが、Glycountは「no more needles in the body(針は不要)」と謳っています。

具体的には「GlySens センサー」の組み込みを想定しているようです。

The GlySens sensor has been designed to be fully implantable, eliminating many of the issues associated with maintaining through-the-skin and skin-adhered components, which can be serious impediments to the use of other continuous glucose monitors.
(引用元)GlySens(※リンク切れ)

最近ではCGM(continuous glucose monitoring:持続血糖モニター)といって、500円玉をお腹に貼り付けたみたいに、腹部皮下にセンサー(電極)を埋め込んだ状態で数日間モニタリングするシステムがありますが、CGMが半埋込み型に対し、GlySensは完全埋込み型といったところでしょうか。

(参考)新しい血糖検査方法CGM – 盛岡市立病院

Glycountウォッチはコンセプトデザインのため実用化は未知数ですが、血糖値を常に気にしなければならない患者にとって、常時装着できるスマートウォッチはベストデバイスかもしれません。

Source:
GLYCOUNT – future of humane diabetes management on Behance
Glycount : Future Vision of Humane Diabetes Management Through Wearable Gadget | Tuvie

(Top photo courtesy of Pixabay)

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