音の暴力というのでしょうか。
発達障がいの人のなかには、聴覚が過敏なために「耳をふさぐ」「パニック状態になる」人がいます。耳から入ってきた音がうまくフィルタリングがかからずに脳に到達するからだそうです。
「いろんな音が聞こえすぎて集中できない」「ヘトヘトに疲れて体調をくずしてしまう」などと悩まされている人も少なくありません。
苦手な音というのは人によって異なり、聴覚過敏対策も耳栓、イヤーマフ、ノイズキャンセリングヘッドホンなどさまざまです。
今日ご紹介する「Here」は特に発達障がい者向けとは謳っていませんが、聴覚過敏対策の一つになるかもしれません。
(参考)
発達障がいと聴覚過敏の問題について知っておきたいこと。| 発達障がい子育て支援ブログ「オアシスの木」
目次
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周囲の音を好みの音質で「Here Active Listening」
クラウドファンディングサイト Kickstarter で資金調達に成功したばかりの「Here Active Listening」。
周囲の音の音質を変える耳栓イヤホンです。高音を下げて低音を上げるなどのイコライザー設定はスマホで行ないます。
ロックコンサートで自分好みの音質にしたり、街なかでノイズキャンセリングしたりできます。
※(2015/12/13追記)当初シェアしていた動画は削除されたようで、当ブログからも外しました。
キングジムの「デジタル耳せん」
ノイズキャンセリング機能付きの耳せんと言えば、キングジムの「デジタル耳せん」。
イヤホンに内蔵されている小型マイクが拾った低周波騒音を、逆位相の音で相殺してノイズを減らします。
声は聞こえて、騒音だけをカット!!「デジタル耳せん」MM1000| KING JIM
実際に使用された様子がこちら。発達障がいの聴覚過敏のこともよく分かり参考になります。
デジタル耳せん使用レポート第二弾 【聴覚過敏対策グッズ】 | アスペルガーライフblog
この方もデジタル耳せんに対してワイヤレス化の要望があります。Hereはまさにワイヤレスな耳せんです。ただ細かな設定ができるとはいえ、スマホでいろいろと操作しなければならないのはちょっと面倒かも。
- Source:
- ‘Here’ earbuds let you customize how the world sounds around you – Business Insider
- Here Active Listening – Change The Way You Hear The World by Doppler Labs | Kickstarter
(Top photo courtesy of Pixabay)