鉛筆を持つ。
ペットボトルのキャップを開ける。
脊損、脳損傷、リウマチなどによって握力が弱かったり手に力が入りにくい人は、このような何気ない動作も難しくなります。
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SEM™ Glove
スウェーデンの Bioservo Technologies社が開発した、握力が弱い人のためのグローブ型ウェアラブルデバイス。日本ではエスケーエレクトロニクス社が取り扱っているようです。
SEM Gloveを装着して物を握ろうとすると、親指・中指・薬指の指先にある圧力センサーが反応してモーターが駆動し、ワイヤー(人工腱)が引っ張られて指が曲がるようになるという仕組みです。
製品紹介動画(日本版)はこちら。
動画の1:55経過あたりにSEM Gloveの原理説明があります。
SEM Gloveの場合、握る動作がまったくできない方は圧力センサーが反応せず使えないようです。
同様の開発は
ハーバード大学では、筋電義手のように筋電センサーを使ってグローブ着用者の意図を読み取る「Soft Robotic Glove」が研究開発されています。
日本の産学連携で製品化された「パワーアシストグローブ」もあります。こちらは、手首付近のスイッチ押下により、空気圧で人工筋を曲げ伸ばししています。
(Top photo courtesy of Pixabay)