スマホを持っている視覚障がい者は結構います。
iPhoneであればVoiceOverという音声機能があるので、タッチして指を滑らせていくと触っている部分を読み上げることができます。また、目的のアイコンやボタンにきたところでタッチしたまま別の指でタップすると実行できます。
しかし、狭い液晶画面であれば指をくまなく動かしてみればいいですが、タブレットのように広い画面になると情報をなかなか見つけられないといったケースがでてきます。
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「Tactalis Origin Tactile Computer」
カナダの会社が新しいタイプの触覚タブレットを開発しています。2015年中に製品化されるかもしれません。
「Tactalis Origin Tactile Computer」は次のような仕組みになっています。
- 液晶ディスプレイの裏に多数の磁石が組み込まれている
- 触覚タブレットに対応したコンテンツを画面に表示させると、アイコンやボタンなどの位置にある磁石がオンになる
- 金属製のスタイラスペンや指サックを使って画面をなぞっていくと、磁石の力によりアイコンなどの位置が簡単にわかるようになる
- テキスト情報があれば音声を発することもできる
動画では、地下鉄路線図の各駅を順々にたどったり、元素周期表を見たり(感じたり)する様子がみられます。
スティービー・ワンダーが展示会で手にとっている場面もありますよ。
(Top photo courtesy of Pixabay)