映画の音声ガイド制作の舞台裏はどうなっているの?

視覚障がい者はセリフや効果音だけでも映画を楽しもうとしますが、音のないシーンでは何が起きているのか全くわかりません。

音声ガイド付きの映画であれば、セリフの合間に映像を音声で説明してくれるので作品が理解しやすく、より楽しめると好評です。
イヤホン付きのFMラジオを持っていれば、誰でも聞けます。

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映画「バンクーバーの朝日」の音声ガイド

その音声ガイドの制作風景がフジテレビのホームページに掲載されていました。

映画の音声ガイドの制作はこんな流れになっています。

  1. 音声ガイドの原稿作成
  2. モニター検討会を開いて、視覚障がい者や映画製作者からの意見を聞く
  3. 音声ガイドの原稿修正
  4. 音声ガイド収録
  5. 試写会

音声ガイドの原稿はディスクライバーと呼ばれる専門のライターさんが作成します。

単にナレーションを付けるのではなく、必要な状況説明はどこか、どんな言葉がいいかを考えながら書き起こしていきます。

元々の台本にはない言葉を追加していくので、映像を見るだけでなく、正確を期するために調べものに時間を費やすこともあるそうです。

そしてモニター検討会で、障がい当事者の意見を聞いたり、映画製作者に演出意図を確認したりなどチェックを経て、収録用の原稿完成となります。

モニター検討会は朝から晩までかかることが多いようです。

記事中の写真説明に「MASC」とありますが「NPO法人メディア・アクセス・サポートセンター」ですね。略称MASC(マスク)です。
聴覚障がい者用字幕(日本語字幕)の制作もされています。

映画館で字幕付きで観られる邦画作品は約11%、音声ガイド付きは1%以下です。
(引用元:2014年度 日本語字幕・音声ガイド作品一覧 | メディア・アクセス・サポートセンター

バリアフリーな映画はまだまだ少ないです。
日本語字幕や音声ガイドをもっともっと盛り上げていきたいですね。

Source:
映画「バンクーバーの朝日」に視覚障がい者のための音声ガイドをつけました!|フジテレビ [リンク切れ]

(Top image courtesy of Pixabay)

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